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2010年 03月 08日
=================== ・足跡のない道 ・雪解けに咲くマリンカの花 ・Love Song ・Joyfull!! ・マリポーサの花 ・生きて何を ・風の葬列~ソロモンの指環より =================== 個人的に彩吹真央という男役が本当に光を放ち始めたのは、雪組に組替えしてからだと思っています。その雪組時代の作品のみで構成。今の宝塚では彩吹真央しか歌えない、ファンなら誰もが記憶している曲のみ。宝塚の男役としてのすべてを結集した、ゆみこ嬢らしい、素晴らしい強度と密度を持った、光あふれるサヨナラショーでした。 『足跡のない道』は、あの幸せな夏の日のショーがまざまざと蘇って…。ずいぶん前のようにも思えるけどつい最近のことなんだよなあ。『雪解けに咲くマリンカの花』でカテリーナでありアナベルでもあるさゆ嬢が大階段にスタンバイ。『Love Song』で『シルバーローズ・クロニクル』のデュエットダンスを再現。 はまこさんを中心にした『Joyfull!!』に続いて、『マリポーサの花』のイントロが流れて、水さん扮するネロ、そしてエスコバルが登場。二人がそりゃあまあうれしそうで。なんなのあの、ニコニコネックレス渡しは。ゆみこ嬢は最後まで水さんの相手役だったよなあ。 最後はソロモンの指環の祝祭の場面から。さゆ嬢、じんじんと踊り継ぎ、はまこさん、キム、ゆみこ嬢が歌い継いで。水×はまこの同期の絡みもありつつ、ゆみこ嬢をセンターに幕。 足跡のない道、雪解けに咲くマリンカの花、Love Song、生きて何を、辺りは歌われるかもと思っていたけれど、このフィナーレだけは予想できなかった。そうか、こうきたか。 サヨナラショーのメインになったソロモンの指環とマリポーサの花、両方とも、とにかく好きで好きで。「私は馬鹿かも知れない」と思いながらも通い続け、20回に迫る勢いで観た公演(東京千秋楽の水さんの「忘れ難い役」という言葉が無性にうれしかった)。私にとって忘れ難い公演が、彼らにとっても忘れ難い公演だったことが嬉しい。 0番に立つゆみこ嬢、大劇場のゆみさゆのデュエットダンス、どちらもきっと実現すると信じてやまなかったもの。それが実現したのがサヨナラショーのたった一回きりなんて、本当に悲しすぎるけれど。 荻田浩一が『凍てついた明日』のパンフレットに「彼女たちの青春の輝きが結晶して作品に光をあたえてくれた」と書いたように、宝塚の一瞬一瞬は取り戻せないものだから美しいのだと言う。 取り戻せないものの美しさを、私は20年ファンをやっていて、今、初めて心に刻んでいる。
by keiko-claire
| 2010-03-08 21:32
| 観劇
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