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2008年 07月 18日
念願かなって初新感線。
最後列の下手側で観劇。古田新太がマッチ棒くらいの大きさに見えました…新宿コマはやっぱり大きいですね。このキャパを一ヶ月間満員にできる(チケット欲しくても手に入らない!てな人が山ほどいることを考えたらそれ以上の)動員力ってやっぱりすごいなあ。 役者は豪華だし(いいか悪いかはまた別の話)、とにかく盛り上がってました。舞台も客席も。 お話も展開も荒唐無稽、とにかく音楽をバンバン入れて、豪華な出演者と豪華なセットで押せ押せ。最後まで勢いと豪華さで乗り切って、最後には一応ほろりとさせる。男女入り混じった、すみれコードのない宝塚ってところかな。 正直なところ面白いのかどうか、全くもって分かりませんでした。面白くなかったわけじゃない、「面白さがわからなかった」というのが正しい。 あまりといえばあまりに荒唐無稽でご都合主義的展開。登場人物たちのあまりなデフォルメ振り。分かりやすくて、ノリがよくて、全然観客に頭を使わせないお芝居でした。 こんなに客に頭を使わせなくていいのか~、観客もそれでいいのか~…それがいいか悪いかはおいといて、私はあんまり楽しめなかった、というのが正直なところ。特定のキャストのファンでもないし、最後列(それでも7000円だけど)で臨場感にはややかけるということもあって(周りはリピーターが多くてえらい盛り上がってましたが)新感線独特のノリにもいまいち付いていけなかった。 豪華だし、エンディング終わったあとは「なんかすごいもの観た!」的な充実感はありました。エンターテインメントであることには違いない。…そうか、こういう芝居なら日本は観客が呼べるんだな…となんだか切ない気持ちにもなり。 多分、もっと頭を使って芝居を観たかったんだな。でなければ、問答無用で勢いに巻き込んでくれるとか。あの大きな劇場で最後列であの芝居…多分最前列で観たら楽しかったんじゃないかと思う。最後列で観るなら何か特殊な「愛」がないと楽しめないってことなんでしょう。やっぱりこんな大きなハコでやる芝居じゃないよなー。 こういう芝居ばかり作ってるわけではないと思うので、今回の芝居に限っては新感線の真価は観られなかったということなんでしょう。すっごく楽しみにしてたので残念ではありました。
by keiko-claire
| 2008-07-18 20:57
| 演劇
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